『このミステリーがすごい!』(略称:『このミス』)は宝島社より毎年12月に出版される、その年のミステリー小説ランキングを発表する雑誌です。
1988年から発行しているミステリー小説好き必見のガイドブックです。
ランキングは投票で選ばれ、国内と海外作品に分けられ それぞれTOP10を選出します。
『このミステリーがすごい!』の公式キャラクターとしては、
黒猫探偵「ニャームズ」がいます。
【歴代『このミステリーがすごい!』リンク】
- 2009年
- 2008年
- 2007年
- 2006年
- 2005年
- 2004年
- 2003年
- 2002年
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- 1996年
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- 1994年
- 1993年
- 1992年
- 1991年
- 1989年
- 1988年
目次
『このミス』1位作品 年表
ここでは、『このミステリーがすごい!』が発刊した1988年から2022年までの歴代1位の作品を紹介していきます。
国内編
年度 | 著者 | 作品名 |
---|---|---|
1988年 | 船戸与一 | 『伝説なき地』 |
1989年 | 原尞 | 『私が殺した少女』 |
1990年 | — | — |
1991年 | 大沢在昌 | 『新宿鮫』 |
1992年 | 志水辰夫 | 『行きずりの町』 |
1993年 | 船戸与一 | 『砂のクロニクル』 |
1994年 | 高村薫 | 『マークスの山』 |
1995年 | 山口雅也 | 『ミステリーズ』 |
1996年 | 真保裕一 | 『ホワイトアウト』 |
1997年 | 馳星周 | 『不夜城』 |
1998年 | 桐野夏生 | 『OUT』 |
1999年 | 高村薫 | 『レディ・ジョーカー』 |
2000年 | 天童荒太 | 『永遠の仔』 |
2001年 | 泡坂妻夫 | 『奇術探偵曾我佳城全集』 |
2002年 | 宮部みゆき | 『模倣犯』 |
2003年 | 横山秀夫 | 『半落ち』 |
2004年 | 歌野晶午 | 『葉桜の季節に君を想うということ』 |
2005年 | 法月綸太郎 | 『生首に聞いてみろ』 |
2006年 | 東野圭吾 | 『容疑者Xの献身』 |
2007年 | 平山夢明 | 『独白するユニバーサル横メルカトル』 |
2008年 | 佐々木譲 | 『警官の血』 |
2009年 | 伊坂幸太郎 | 『ゴールデンスランバー』 |
2010年 | 東野圭吾 | 『新参者』 |
2011年 | 貴志祐介 | 『悪の教典』 |
2012年 | 高野和明 | 『ジェノサイド』 |
2013年 | 横山秀夫 | 『64(ロクヨン)』 |
2014年 | 法月綸太郎 | 『ノックス・マシン』 |
2015年 | 米澤穂信 | 『満願』 |
2016年 | 米澤穂信 | 『王とサーカス』 |
2017年 | 竹本健治 | 『涙香迷宮』 |
2018年 | 今村晶弘 | 『屍人荘の殺人』 |
2019年 | 原尞 | 『それまでの明日』 |
2020年 | 相沢沙呼 | 『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 |
2021年 | 辻真先 | 『たかが殺人じゃないか』 |
2022年 | 米澤穂信 | 『黒牢城』 |
※1991年版より、「表記の前年の作品」が選考対象となったため、1990年版は欠番となっている。
海外編
年度 | 著者 | 作品名 |
---|---|---|
1988年 | トレヴェ二アン | 『夢果つる街』 |
1989年 | トマス・ハリス | 『羊たちの沈黙』 |
1990年 | — | — |
1991年 | ウンベルト・エーコ | 『薔薇の名前』 |
1992年 | P・D・ジェイムズ | 『策謀と欲望』 |
1993年 | レジナルド・ヒル | 『骨と沈黙』 |
1994年 | ミッチェル・スミス | 『ストーン・シティ』 |
1995年 | スコット・スミス | 『シンプル・プラン』 |
1996年 | ミネット・ウォルターズ | 『女彫刻家』 |
1997年 | ジョン・ダニング | 『死の蔵書』 |
1998年 | R・D・ウィングフィールド | 『フロスト日和』 |
1999年 | セオドア・ローザック | 『フリッカー、あるいは映画の魔』 |
2000年 | スティーヴン・ハンター | 『極大射程』 |
2001年 | ジム・トンプスン | 『ポップ1280』 |
2002年 | ボストン・テラン | 『神は散弾』 |
2003年 | ジェレミー・ドロンフィールド | 『飛蝗の農場』 |
2004年 | サラ・ウォーターズ | 『半身』 |
2005年 | サラ・ウォーターズ | 『荊の城』 |
2006年 | ジャック・リッチー | 『クライム・マシン』 |
2007年 | ローリー・リン・ドラモンド | 『あなたに不利な証拠として』 |
2008年 | ジェフリー・ディーヴァー | 『ウォッチメイカー』 |
2009年 | トム・ロブ・スミス | 『チャイルド44』 |
2010年 | ドン・ウィンズロウ | 『犬の力』 |
2011年 | キャロル・オコンネル | 『愛おしい骨』 |
2012年 | デイヴィッド・ゴードン | 『二流小説家』 |
2013年 | スティーヴ・ハミルトン | 『解錠師』 |
2014年 | スティーヴン・キング | 『11/22/63』 |
2015年 | ピエール・ルメートル | 『その女アレックス』 |
2016年 | ジェフリー・ディーヴァー | 『スキン・コレクター』 |
2017年 | アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ | 『熊と踊れ』 |
2018年 | R・D・ウィングフィールド | 『フロスト始末』 |
2019年 | アンソニー・ホロヴィッツ | 『カササギ殺人事件』 |
2020年 | アンソニー・ホロヴィッツ | 『メインテーマは殺人』 |
2021年 | アンソニー・ホロヴィッツ | 『その裁きは死』 |
2022年 | アンソニー・ホロヴィッツ | 『ヨルガオ殺人事件』 |
※1991年版より、「表記の前年の作品」が選考対象となったため、1990年版は欠番となっている。
『このミステリーがすごい!』大賞
『このミステリーがすごい!』大賞(略称:『このミス』大賞)とは、
面白い作品・新しい才能を発掘・育成する新しいシステムを構築することにあります。ミステリー&エンターテインメントの分野で渾身の一作を世に問いたいという人や、自分の作品に関して書評家からアドバイスを受けてみたいという人を、インターネットを通して読者・書評家・編集者と結びつけるのが、この賞です。(宝島社『このミステリーがすごい!』大賞 より抜粋)
ということで、新人作家のために2002年につくられた賞です。